Ziru Sirka's blog

相場技能の習得を目指した記録用です。

8604 野村 月足50年(2)

8604 野村ホールディングスの月足罫線を1988年5月まで進めました。クジラ文鎮の口先に、上場来高値の5,990円が見えます。

f:id:ZiruSirka:20240403203640j:image
実は1985年1月の陽線を引いた後、2月以降の値が1,000円を超えるので、上に貼り足す方眼紙の寸法をどのくらいにすれば上と右が足りるのかで少々迷い、会計年度の切り替わり時期も重なって公私とも慌ただしかったので罫線描きはしばらく放置していました。

その代わり、隙間時間を見つけては基本教材の動画を繰り返し視聴したり、林輝太郎さんの本を読んだりしていました。朽葉色に見える『商品相場の技術』は、今の自分にはかなり高度すぎる印象ですが、密度の高い本だなぁと感じながらじわじわと読み進めています。一度通読しただけでは間違いなく分からないので、これからも繰り返し読み返すことになる技術書だと感じています。

ひとまず方眼紙の右端まで辿り着いたので、明日からまた自分のペースで描き続けます。

8604 野村 月足50年(1)

8604 野村ホールディングスの月足罫線に着手しました。再び1969年1月からのスタートです。ここのところ再び体調を崩し、抗生物質と咳止め、解熱剤と葛根湯の処方薬を体内にチャージしてチャレンジ開始しましたがスタミナが続かず、1970年1月で引き上げです。
ちなみに自分は陽線を引くときには、始値終値の線を可能な限り方眼紙の青線に乗せています。陰線の始値終値は、方眼紙の青線がギリギリ外枠になるよう意識して引いています。また、陰線の実体はボールペンで細身の額縁を作るように縁取りし、高値から安値の線を実体内に貫通させてしまいます。縁取る理由は、後ほどピグマで塗りつぶすときに輪郭が揺らぐのを防ぐためです。高安線を貫通させる理由は、それが陰線であることを明示して塗り忘れを防ぐためですが、既に縁取りがあるので二度手間かもしれません。途中経過はこんな感じです。

f:id:ZiruSirka:20240323062208j:image

なお、陰線実体の長さが実寸 2cm 未満なら、画像のようにボールペンでそのまま塗りつぶしてしまいます。(3月4月の陰線)

一年分を済ませると、年間の値動きを振り返りながら陰線実体を塗りつぶし、年間の陰陽数を比較したり、年足だとローソク足一本でどう描けるのかをなんとなくイメージします。塗り終えるとこんな感じです。

f:id:ZiruSirka:20240323062218j:image
ピグマ 2mm は先端を少し削っています。ペン先はそれほど丈夫ではないので、方眼紙に押し付けたりせず軽く線引きします。ピグマの黒は赤みも青みもなく、墨汁のようにクセのない黒ですが、濃度が薄めで一度塗りだと下の方眼が透けるときがあるので、状況次第で重ね塗りします。ピグマのペン先が接地する角度を|→ ではなく、\→ のように少し斜行させて線を引くと、引かれた線が少しだけ細くなって、実体枠からはみだすリスクを下げられます。

f:id:ZiruSirka:20240322233822j:image

ピグマで使う線引きは、(たぶん) 無印良品のアルミ直定規を少しカスタマイズしています。目盛が消えつつあるので線引き専用と割り切っています。インクエッジがないので、そのままだとインクが浸透圧で定規裏に染みる恐れがあります。マスキングテープを裏に貼り、インクエッジの代用にしています。あまり美しくないですが、滅多に人様にお見せするものでもなく、今のところテープが摩滅することもなく快適に使えています。エッジから 2mm ほど後退させてテープを貼ることで、インクのにじみを防止します。

f:id:ZiruSirka:20240322233835j:imagef:id:ZiruSirka:20240322233845j:image

この定規の隠れたメリットは、手前側 (即ち目盛の反対側) が切り立っていて、ココを上から指で軽く押すと目盛側がパクッと浮き上がることです。安全安心に定規を退避できます。また、アルミ素材のため油性インクでも素材に浸透吸着することなく、ティシューで拭き取れば確実にインクを落とせます。

f:id:ZiruSirka:20240322233857j:image

5401 日本製鉄 月足50年(END)

5401 日本製鉄の月足罫線を2024年2月まで進めました。糊付けは未完ですが、明るい時間帯の落ち着いたときに作業しようと思います。今後、このシートは月初毎の更新対象となります。

f:id:ZiruSirka:20240318201613j:image

次の月足50年グラフは、8604 野村證券にしようと思います。ところどころ◎が付いているので、こまめに分割しているようです。描き損じのないよう、気をつけて作業を進めていこうと思います。

一休み

本日 3/17 (日) は、zoomの月例会が行われたようです。参加したくミーティング招待状を猫次郎先生からお送りいただいたのですが、時間的に以前から予定されていた、近所のニジマス釣り大会に長男と参加する予定とブッキングしそうでした。好天に恵まれ案の定、ニジマス釣り大会に子連れ参加となったうえに、長男クラスメイトの訪問も重なって残念ながら例会には欠席となりました。

長男は誤って釣り針をいちど指先に刺しては痛みを堪えて釣り続け、なんとか家族全員分のニジマスを確保できました。妻がワタを抜いて塩焼きにし、晩ごはんに出してくれました。

f:id:ZiruSirka:20240317221654j:image

主食は有機栽培の分搗き米と黒豆のごはん。おみおつけは妻が手がける畑で育った無農薬野菜と、国産無農薬大豆に麹、海水を干した天然塩で作った手前味噌を使っています。手前味噌は 36kg、梅干しは 40kg ほどを家庭で毎年手作りしたものを通年使っています。そのときには (気が向けば) 長男も手伝っています。

家庭料理なので誠に慎ましい献立てですし、 いわゆるインスタ映えはまったくしませんが満足しています。写真には写っていませんが、畑でとれた白菜のお漬物が実際には追加されています。年半ばで3歳になる次男は「おつけもの」を正しく言えず、これを「おけせもの」と呼んではニコニコ笑って食べます。

日日是好日、吾唯足知。

月例会については、猫次郎先生から録画データの URL をお送りいただきました。誠にありがとうございます。長丁場の録画なので、後ほど時間のあるときにありがたく視聴させていただこうと思います。

5401 日本製鉄 月足の 2015/09 をどう描くか

5401 日本製鉄の月足罫線を2015年8月まで進めました。さて、ここで先の記事で感じた疑問を具体的に検討してみました。すると、単純に高値と終値を1/10にしただけでは問題があることが分かりました。どのような問題でしょうか。

f:id:ZiruSirka:20240316154633j:image

【問題1】高値を 1/10 にすると 233 円となるが、始値の 245 円より安くなる (始値が最高値)。

【問題2】終値を 1/10 にすると 216 円となるが、安値の 225 円より安くなる (終値が最安値)。

これでは四本値がちぐはぐで、ローソク足を描けません。ここから、2015年9月における 5401 日足の場帖を参照する必要性を感じました。日足の時系列を追うと、株式併合された株価は 9/28 から反映されていました。このため 9/28 以降の株価を 1/10 にし、出来高を10倍にした場帖がこちら。

f:id:ZiruSirka:20240316153831p:image

酒田新値のカウントは、9/2 に寄引同事で付けた安値 232円を 9/3 と 9/4 の陰線安値が下回っていないことから×の数字を増やして良いのか、ただの×にするだけなのか、まだ理解が曖昧なため今後の課題ですが、目先の課題はこの月の四本値なので、いったん置いておきます。

日足を辿った結果、2015年9月の四本値は 245 | 254 | 212 | 216 となり、陰線で終わっていることが分かりました。これで2015年9月のローソク足を描くことができそうです!

引き続き月足罫線を描き進めていきます。

 

 

5401 日本製鉄 月足50年(5)

5401 日本製鉄の月足罫線を2014年12月まで進めました。残り9年ちょっとです!
2024年2月まで描き終えたら方眼紙の繋ぎ目を糊付けしようと思いますが、のりしろの長さが1メートルもあるものをこれまでに貼り合わせたことがありません。しかも寸分の誤差も許さず貼り合わせるなんて!
封筒や手帳、ラッピングで多用するテープのりなど使おうものなら、貼ってから細かい位置直しができず粘着力も強いので、貼り合わせに失敗すると取り返しのつかないことになりそうです。マスキングテープで貼り合わせる方眼の外辺を養生してから木工ボンドをヘラでのりしろにサーッと塗り、乾かないうちに位置合わせしてピタリと位置が決まったら、どちらのご家庭でも見つかる鉄アレイを載せて乾燥を待てば、見事綺麗に貼れるかもしれません。最後にマスキングテープを剥がせば完成です。

3枚の方眼紙 (ホ-11N) を繋げたら、畳一枚よりも広くなりそうですね。1m x 約2m (3 x 0.7m - のりしろ)

f:id:ZiruSirka:20240315230843j:image

さて、続く2015年9月の四本値が謎状況です。

f:id:ZiruSirka:20240315230910j:image

これはたぶん、売買単位がこの月に1,000株から100株に変わった影響でしょうか。
基本教材の動画で猫次郎先生が描いた 5401 の月足グラフを注視しても、2015年内に不自然な価格の断絶は見られません。ということは、単位変更後の株価を描くときには、おそらく1円桁を切り捨てて (つまり株価を1/10にして) そのまま描き足すのではないかと推察しました。そのようにして描いたグラフは、単位変更したことと切り替わりタイミングを書いておかないと、毎月の更新で描き足すときに「アレッ?」となりそうですね。
今日はもう時間が遅いので、失礼にならないよう明日の明るいうちに先生にメールで質問してみよう。

5401 日本製鉄 月足50年(4)

5401 日本製鉄の月足罫線を2005年12月まで進めました。コクヨ ホ-11N の2枚目が終わりに近付いています。引き続き進めていきます。

f:id:ZiruSirka:20240312210750j:image
週末には家事や子育ての役割分担をしたり、小さな子どもふたりの幼稚な遊びに付き合ったりと、なかなか罫線描きに時間をかけられません。遅々とした自らの歩みに少なからず苛立つこともしきり。けれども、親の存在というものは子どもが思春期を迎えるころには煙たがられて一緒に遊ぶ機会も減ることになると思うので、おそらくこうした瞬間はいずれかけがえのない想い出として心の奥に堆積していくのだろうと思います。vive hodie と呟きつつ甘受するのみです。自らの寿命が突然やって来ることはあっても、相場そのものは決して逃げたりしないと思いますので。

レイモンド・ メリマンの『相場サイクルの基本』を読み始めました。

f:id:ZiruSirka:20240312212727j:image

相変わらず書いてあることの半分も理解できていない印象ですが、この本がとても良いものであることは感じつつあります。基本教材のコピーにあったエリオット波動を起こす原因のいくらか、あるいはほとんどが景気循環と連動した相場サイクルで、これがどのようなものなのかを考察していると理解しました。 読みつつ感じたのは、メリマンは論理的かつ緻密なミニマリストといった性格のようで、論理展開にほとんど無駄がありません。数学の証明問題を解いているのを聞くかのような読み心地です。きちんとは分からないながらも、繰り返し読みながら少しずつ理解を深められたらと思います。