Ziru Sirka's blog

相場技能の習得を目指した記録用です。

【読了】先物罫線 相場奥の細道

表題の本を読了しました。一度通読しただけで、書かれていることをしっかり理解したかと自問すると心許ないばかりです。とりわけ「買い線」と「売り線」の各20種は、それらの型を見ただけでは意味がなく、実際の罫線に現れる月足の組み合わせを見たときに気付かなければ体得したことにはなりません。月足罫線を描き進めながら「これは…!」という気付きが得られるよう努力したいと思います。

エリオット波動の項目は、教材コピーには含まれていない続きのページがあります。続く2ページの pp.153-154 も第何波かを読み解くには、かなり重要なのではないかと感じました。

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コピーの項目冒頭に「カウントのとりかたがひと筋縄でいかないところにエリオットの難しさもある」という記述が見られますが、まさしくそのとおりだと思いました。日々の値動きを見て、それが現在、エリオット波動の第何波にいるのかを今の自分には判断できません。入門者の浅知恵では、場帖をつけて酒田新値を追い続け、自ら描いた月足罫線を眺めていくうちに、底と天井、押しと戻しの変動感覚が少しずつ身について、こうした波動を感じ取れるようになるのかもしれないと思いました。

 

教科書あれこれ (1)

5401 日本製鉄の月足罫線は 1993年12月まで進めました。

基本教材の最初の動画で紹介されている教科書を古書で揃えました。自分は電子ブックよりも物理的な書籍が持つ手触りやページめくりをするときの紙の感触が好きで、ディスプレイ上で光る文字を見つめるよりは自然光に反射したインクの文字を追うほうが合っているようです。

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『相場サイクルの基本』はチラ見した印象では、自分には少し時期尚早のようで、まだ心に響かなそう。少しずつ理解を深めながら順番に読んでいこうと思います。
まずは『先物罫線 奥の細道』から読み始めています。投資日報社の原版は、パンローリング社の復刻版よりもページ周りの余白が大きく読みやすいです。

人の心にも時間にも、ある程度の余白が必要なのだろうと実感しました。
現在、p.58 まで読み進めていますが、心の琴線に触れた箇所が既にいくつかありましたのでメモしています。基本教材で先生がコピーを添付いただいたところに辿り着くのはもう少し先になりそうです。

啓蟄も過ぎたというのに我が家周辺では、昨日の雨が夜更けすぎに雪へと変わったようで、目覚めるとうっすら積雪していました。我が家の畑も雪に覆われてしまいました。梅の木の向こう石積みの上あたりです。妻が無農薬でお野菜を育てています。最近になってまだ覚束ない鳴き声で歌いはじめたウグイスが、寒の戻りで震えていそうです。ちなみにウグイスは後天的に鳴き声を習得することが分かっています。東京上野からほど近い鶯谷の地名は、江戸時代の初期に京の都から取り寄せた美声のウグイスを放鳥したことが由来だそうです。

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5401 日本製鉄 月足50年(3)

5401 日本製鉄の月足罫線を 1990年12月まで進めました。猫次郎先生からの基本教材 (『究極のバリュー株投資法』) に添付される 5401 の四本値はここまでなので、Yahoo!ファイナンスから月足四本値のデータを参照し、整形してみました。これを必要とする奇特な方がいらっしゃいましたらお役立てください。画像右上に写っているシートの PDFです。1991年1月から2023年12月までのレコードです。
https://drive.google.com/file/d/18lF5YTlifV09MyN5zSETfuJ8xo9xKuUS/view?pli=1

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ここまで月足を描きながら感じたこと、思ったことがあります。1988年6月 (左端) の始値485円ほどから年末、翌年初の950円付近までの上り相場で、今の自分だったら例えば600円付近で利確してしまい、その後は買いを入れる好機も掴めないまま指を咥えてただ値動きを眺めたりはしないだろうか。はたまた、ここまで上がったのだからと利確売りした付近で根拠も無く空売りを仕掛け悲惨な目に遭ったりはしないだろうか。1990年3月の260円にも及ぶ長い陰線は、これを月初に買いで入っていたら、はたしてどんな悲惨な目に遭っただろうかとドキドキしました。当時の一単位が1000株ならば、たった一枚で月末には26万円の含み損です。

変動感覚と玉操作を身につけていくことで、こうした荒波を無事に乗り越えられるのだろうかと興味がさらに湧きました。この新鮮な驚きを心に留めておいて、どこかのタイミングでこの期間の場帖を書き、日々の値動きがどのように月足に反映されたのか、酒田新値の動きと照らし合わせ、いろいろシミュレーションしてみたいと感じた瞬間でした。1969年から1990年まで、まだ21年間ですから、50年グラフの折り返し地点にも着いていません。

給与所得者の哀しい現実で、職場からも課題が出てしまい、並行で進めなければなりません。月末あたりまで少しペースダウンしそうですが、少しずつでも今できることを進めようと思います。

 

酒田新値のお話し (2)

相場関係のウェブページをあちらこちら調べても、酒田新値について正しく書かれているページは本当にごくごくわずかしか見つけられませんでした。アフィリエイトブログでもっともらしく「必読です!」と『定本 酒田罫線法』を紹介しておきながら、ぬけぬけと「酒田五法が云々」などと書いてあったりして、内心「必読と書きながらあなた読んでないでしょ」とツッコミを入れたくなるありさま。

この本の熟読ポイントは「第2章 酒田新値のとり方」と「第6章 酒田の売買法」なのだろうと理解しています。そして、第6章を理解するためには、前提条件として新値の数え方が正しくできる必要があるので、第2章はそれこそ基本中の基本、スタートラインと理解しました。先生の動画でも「24ページからの新値の数え方は最低でも10回読んでください」と説明いただいていますが、漫然と10回読み返すだけではダメで、p.27 の図5をまじまじと凝視しながら第2章を熟読する必要があるのだと思います。そのくらい、この図は大切なことを語っていると感じました。

ようやく新値の数え方を (頭では) 理解できたように思います。キーポイントのメモを更新しました。写真の右端にチラリと見えていますが、p.27 の図5とその要約説明も加えたので、引き続き熟読しようと思います。

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そして、なによりも場帖の新値をきちんとカウントできるように練習していこうと思います。先生の動画にチラリと映る場帖の銘柄と年月をチェックし、該当する時系列を場帖に書き写してから自分で新値を書き込んだ後、動画中の先生の新値と照らし合わせてみれば良い練習になりそうな気がしています。

5401 日本製鉄 月足50年(2)

5401 日本製鉄の月足罫線を 1988年5月まで進め、コクヨ ホ-11N をようやく一枚埋めました。右端に 2mm が残り、「あれ、どこかでズレたかな?」と見直すも問題なし。よくよく考えたら月毎に 3mm 進むわけで、700/3=233.3 ですから逆算近似値が 3*233=699 となって、端数の 1mm と月の余り 1mm の都合 2mm で正解でした。2枚目の方眼紙を下準備して、明日から 1988年6月以降を継続です。

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この週末中は家族と過ごし、罫線描きは余り進められませんでした。ただし『定本 酒田罫線法』をあらためて読み返し、不明点を先生に質問したところ、明確なお答えをいただけたので自分の理解が少し深まりました。教材の動画も少しずつ視聴しています。教材内容、場帖、道具の3本はふむふむとメモ取りながら視聴しました。月足と折れ線の動画は、一度視聴しただけでは理解が追いついていないので、繰り返し視聴しようと思います。動画にある折れ線7銘柄は、さっそく場帖を用意しました。

 

5401 日本製鉄 月足50年(1)

先生から50年グラフを数枚描くようにとの課題が出たので、表題の 5401 日本製鉄からチャレンジし始めています。

今日のところは 1969年1月から1982年2月までで時間切れです。給与生活者なので業務後の時間しか取れないのが残念ですが、今の自分にできることを進めるまでです。体調が少しずつ恢復しつつあるようで集中力が続いたためか、今のところミス無し(だと思うのですが……)で描けているようです。高さ 1,000 mmの方眼紙が、下 250 mm ほどしか使われていないので泣いています(笑)

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猫塾入門のお話し

表題のとおり、猫次郎先生の猫塾に入門いたしました。諸先輩方、よろしくお願いいたします。

昨日 2/27 (火) にお振込手続きをしたところ、即日教材を発送いただき、本日 2/28 (水) 届きました。素晴らしく速いです。「デキる漢は仕事が速い」を地で行く人だなと感じました。

さっそく課題が出ましたので、月足時系列のコピーから何か選び、50年月足罫線の作成に着手しようと思います。

描きかけの 8614 は、いったん保留になりそうです。初歩が分かっていないので、まずは基本の基本から実際に手を動かして、コツコツと積み上げていく必要があるのだろうなと理解しています。